Cloudflare Registrar にドメイン移管したら年間¥1,000以上安くなった話
公開: / 著者: StackComp 編集部
ドメインを Cloudflare Registrar に移管すると、ほとんどの場合年間¥500〜¥2,000ほど安くなり、 WHOIS Privacy も無料で付きます。本記事では移管の手順・注意点・他社との料金比較を、 実例ベースで解説します。
なぜ Cloudflare Registrar が最安なのか
一般のレジストラ(お名前.com、ムームー、GoDaddy 等)は、レジストリ卸価格に 数百〜数千円のマークアップを乗せて販売しています。これに加えて WHOIS Privacy 等の オプションで追加課金がある。
Cloudflare Registrar は レジストリ卸価格そのもの(マークアップ0)で販売しています。 Cloudflare 自体の収益源は他サービス(企業向け CDN・セキュリティ)で稼いでおり、 Registrar は「ドメインを Cloudflare 内で完結させてもらうための撒き餌」というポジション。 結果として個人ユーザーにとってはマークアップなしの最安価格になっています。
料金比較(.com の年間料金)
| レジストラ | .com 年間 | WHOIS Privacy | 備考 |
|---|---|---|---|
| Cloudflare Registrar | $10.44(¥1,500前後) | 無料・デフォルトON | 新規登録不可、移管のみ |
| Porkbun | $10.74(¥1,600前後) | 無料 | UI が個人向け |
| Namecheap | $13.98(¥2,100前後) | 無料 | 初年度キャンペーン価格は安い |
| お名前.com | ¥1,408 (1年目) | 2年目以降有料化されるプランあり | 2年目以降¥1,628〜¥3,124 |
| ムームードメイン | ¥1,728 | 無料 | GMOペパボ系 |
お名前.com は1年目だけ激安(¥1,408)ですが、2年目から¥1,628、その後さらに上がることがあります。 長期保有なら Cloudflare Registrar が圧倒的に安くなります。
Cloudflare Registrar の制約
- 新規登録不可、移管のみ: 他社で取ったドメインを引き取る形になります
- .jp ドメイン非対応: 対応TLDは .com / .net / .org / .io / .app / .dev など。 国別TLD(.jp / .co.jp 等)は対応外
- 取得後60日間は移管不可: ICANN ルール(他社で取ってから移管する場合、最低60日待つ必要)
- UI が英語: 管理画面は日本語化されていない
移管手順
0. 事前準備(現レジストラ側で)
- 現レジストラ(例: お名前.com)にログイン
- 移管対象ドメインの「ドメインロック」を解除
- 「認証コード(Auth Code / EPP Code)」を取得・コピー
- WHOIS 連絡先メールが受信可能か確認(承認メールが届く)
1. Cloudflare 側で移管申請
- Cloudflare ダッシュボード → Domain Registration → Transfer Domains
- 移管したいドメインを入力
- 取得した認証コードを貼り付け
- 支払情報を入力(初回のみ)
- 1年分の料金($10.44 等)を支払う(=移管と同時に1年延長される)
2. 現レジストラから承認
- WHOIS連絡先メールに「移管承認」のメールが届く → 承認リンクをクリック
- または現レジストラの管理画面で承認操作
- 5〜7日で完了(早ければ24時間)
3. 移管完了後
- Cloudflare 側の DNS 設定を確認(自動で取り込まれているはず)
- メール・サブドメイン等のレコードに漏れがないかチェック
- 旧レジストラのアカウントは念のため数ヶ月は残しておく(ロールバック保険として)
注意点・よくある失敗
移管直前にメール・サブドメインの設定を確認
移管中に DNS の設定漏れがあると、メール(MX レコード)が止まったり、 サブドメインが解決できなくなることがあります。 Cloudflare は自動で旧 DNS 設定をインポートしますが、必ず移管前に一度全レコードをエクスポートしておくことを推奨。
WHOIS メールが受信できないとロック
現レジストラに登録されているWHOIS連絡先メールが古いと、承認メールが届かず移管が止まります。 移管前に WHOIS 連絡先メールが正しく受信可能か確認しましょう。
取得直後の60日ルール
他社で新規取得したドメインは ICANN ルールで 取得から60日間は移管不可です。 新規ドメインを Cloudflare で管理したい場合、Porkbun などで安く取って60日後に移管する方法もあります。
移管できないケース・しない方がいいケース
- .jp ドメインを持っている: Cloudflare Registrar は .jp に対応していない。お名前.com・ムームー・JPRS指定事業者を継続
- 日本語サポートが必要: Cloudflare のサポートは英語のみ。お名前.comの電話サポートが必要なら継続が無難
- 取得直後60日以内: 待つしかない
まとめ
.com / .io / .app / .dev など Cloudflare Registrar の対応TLDを使っているなら、 移管しない理由がないと言えます。年間¥1,000以上安く、WHOIS Privacy 無料、 Cloudflare DNS と一体管理ができる。
新規ドメインの取得を検討中なら、最初は Porkbun で取得 → 60日後に Cloudflare に移管 というルートが最安です。